ANSYS ICEM CFD Global

ANSYS ICEM CFDには、ANSYS ICEM CFD Globalと呼ばれるモジュールが備わっており、これを用いて、CADサーフェスモデルに基づいたグローバルグリッドを高速に作成することができます。ローバルグリッドはユーザーにとって特に以下のような特長を提供します。
- グリッドトポロジー(マルチブロック構造)を手動で生成する必要がない
- メッシュが作成されるスペースを取り囲むCADサーフェスに、小さな隙間や重複がある場合にも対応できるため、通常は形状のクリーンアップを行う必要がない
ユーザーが行う作業は単純で、メッシュを作成したいスペースを取り囲むCADサーフェスを選択し、そのスペースを取り囲むボックス、ボックスの境界にあるエッジ分布の指定、及びそれぞれの領域内にマテリアルポイントを一つずつ作成するだけです。
ANSYS ICEM CFD Globalは、グローバルグリッドを自動生成し、それぞれのセルに特定の材料が含まれていることを示すマークを与えます。境界によって切断されたセルに対しては、ANSYS ICEM CFD Globalは材料毎の含有率を計算し、共形の階段状グリッドとして表します。
ANSYS ICEM CFD Globalで作成された共形直交階段状グリッド
新しいH-グリッドの細分化機能により、ユーザーは形状に適合した階段状の六面体メッシュを高速に作成することができます。H-グリッドでは、要素が必ずしも1対1で対応しておらず、そのような場合には1対nで対応することになります。ANSYS ICEM CFD Globalはまず初期の直交メッシュを作成し、次にH-グリッドの遷移を利用して、ユーザーがより小さい要素サイズとなるよう指定した箇所(より細分化したい箇所)にあるメッシュを細分化します。局所的なグリッドサイズは、サーフェスにグリッドサイズを設定するだけで制御することができます。H-グリッド細分化処理後の直交グリッドは、厳密な直交グリッドに比べて要素数が非常に少ない非共形の階段状グリッドとなります。