

ANSYS ICEM CFD AutoHexaは、あらかじめ定義された特定の形状を持つオブジェクト構造に対して、モデル作成および自動メッシュ作成を行う際に使用するプログラムです。特定の形状には、長方形ブロック、円柱および円錐台、厚みのある傾斜壁、多角形プリズム、長方形、および円が含まれます。これらのオブジェクトはすべて、少なくとも特定の座標軸の方向に沿って並べられていなければなりませんが、一定の条件下で互いに交差することは許容されます。
ユーザーは、まずモデル内にオジェクトを作成し、次にオブジェクトの内部とフェースをファミリーとしてグループ化します。ァミリーとは、本質的には境界条件を適用するオブジェクトの内部やフェースに対し、どのような条件を与えるかを示す名前です。従って、同じファミリーにあるフェースや内部には、すべて同一の境界条件が適用されるようにしなけなければなりません。その後、メッシュは自動生成されますが、この際ユーザーは様々な方法でメッシュサイズの拘束条件を設定することも可能です。
AutoHexaでは、メッシュは、六面体とプリズム要素(必要に応じて)から構成されています。厳密には非構造ですが、半構造の部分(構造格子の部分)も持っています。さらに正確には階層的なマルチブロック構造になっていると言えます。メッシュが作成されると、ユーザーはグループ化したファミリーに境界条件を設定し、ソルバーへの入力データを書き出すことができます。下記に紹介する例は、ある部屋周りの流れを調べるためのモデルです。
下図の地下鉄の駅のモデルでは、大気中の流れ場計算における、AutoHexaを使った建物のモデル化の方法に関する例を示しています。下図に示す地下鉄の駅のモデルとメッシュは、ANSYS ICEM CFD AutoHexaを適用できるアプリケーションの可能性を示しています。今後は、他の分野でも同様にAutoHexaの「使いやすさ」が追求されることが期待されます。

電磁場シミュレーションに関しては、CRC Ltd JapanからMagna TDM Modelerという名称でANSYS ICEM CFD Visual3(アジア地域でのみ利用可能)と共に販売されています。