FLUENT6.2 新機能・改良機能の一例

熱輸送、相変化、ふく射

自動車客室内の太陽熱流束
自動車室内の太陽熱流束(御提供:NREL(米国再生可能エネルギー研究所))
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FLUENT6.2では、新たにソーラーロード(太陽光)モデルを実装しました。このモデルは、太陽位置と日射強度から太陽と壁表面の間の輻射エネルギー輸送を解析します。自動車や建物の空調用途で重要になります。

DO(Discrete Ordinates)モデルでは2次精度離散化が選択可能になり、特に光学的厚さの大きい事例で、精度の高い結果が得られるようになりました。UDFを使用すれば、灰色吸収帯域を用いたDOモデルで各帯域の吸収係数をカスタマイズできます。S2S(Surface-to-Surface)ふく射モデルもいくつかの改良を行いました。その中には、境界ゾーンごと表面クラスター当たりのフェイス数を指定する機能があり、これを活用すれば、必要な箇所に限定して微細クラスター構成を利用できます。その結果、全域で微細クラスターを用いる場合ほど大量のメモリーを必要とせずに、精度の高い解が得られます。

さらに、FLUENT6.2では湿り蒸気モデルを実装しました。蒸気タービンの二相流解析等で価値を発揮します。シェル熱伝導事例では、並列計算でカプセル化が不要になり、計算効率が著しく改善されています。キャビテーションモデルと熱交換器モデルも、様々な機能拡張を行いました。