

最適化、感度解析、what-if分析、シックスシグマ解析、パラメトリックなCADとのシームレスな統合といった機能は、設計に対するさまざまな知見を素早く得るための一助となります。これにより、材質の節約、目標重量の達成、よりロバストな設計の作成が可能になり、その結果競争力を高めることができます。DesignXplorer VTは、大きく変化するパラメーターと製品性能との関係を、単一の解析で理解できるようにしたツールです。
ロバスト性の高いVariational TechnologyソリューションであるANSYS DesignXplorer VTでは、各設計点でのFEA解析結果から設計概念に対する幅広い視点を提示し、従来のシミュレーションの枠を超えた方法でシステム全体を解析します。解析の問題によっては、Variational Technologyにより10から数千倍もの時間短縮が可能になります。このため、製品を設計する際の決定をより効率的に行うことができます。
DesignXplorer VTは、ANSYS Variational Technologyを利用しており、単一の有限要素解から設計全体の計算を自動的に行うことで、ユーザーが仮定した状況を迅速かつ正確に把握し、設計案を定期的にテストできるようにしています。従来の実験計画法(DOE)では、パラメーターの変動による性能の変化を捕らえるためには数多くの解析を必要とします。実際、DOEにおける離散パラメーター数の実用的な制限は10程度ですが、DesignXplorer VTでは他の種類のパラメーターと組み合わせた場合でも100以上の離散パラメーターに対応することができます。
DesignXplorer VTにより、設計者や解析者は、複数の競合する目的を与えられても設計に関する決定を的確に行うことができます。目的変数の中には、形状に関するCADパラメーター、ANSYS Parameshのパラメーター、材料の物性、シェルの厚さなどが含まれます。DesignXplorer VT独自のVariational Technologyでは、設計パラメーターの変更に対して構造解析を実行し、結果の定量化および画面表示が行えるようになっています。
DesignXplorer VTは、多種のパラメーターに対応することができます。
シックスシグマ設計(Design for Six Sigma: DFSS)は、入力パラメーターや仮定の不確かさなどがモデルに与える影響を評価するための解析手法の1つです。シックスシグマ解析を用いることで、モデルが持つばらつきが解析結果に与える影響の程度を知ることができます。シックスシグマ設計では、確率論的なキャラクタリゼーションに基づき、保証コストの最小化や、製品の信頼性およびロバスト性の定量化といった課題に対応することで、製品の品質を数値に表すことが可能となります。DesignXplorer VTでは、確率論解析で使われる不確かさ変数(Uncertainty Variable)をユーザが定義することで、このシックスシグマ設計を利用することができます。
最大ミーゼス応力のヒストグラム
最大ミーゼス応力の累積分布関数
異なる確率の値における最大ミーゼス応力を示す確率テーブル
DesignXplorer VTは、ANSYS Workbench環境およびANSYS環境の両方で、ANSYSのシミュレーションソフトウェアのみと連携します。また、ANSYS Workbench環境では、Autodesk Inventor、SolidWorks、Solid Edge、Mechanical Desktop、Unigraphics、Pro/Engineerといった最先端のCADパッケージと、双方向の結合性を有します。Design Xplorer VTとANSYS環境との連携は、ANSYS Parametric Design Language (APDL)により行われます。