プレスリリース

ANSYSの最新リリースは卓越したミュレーション技術と総合的ソリューションを提供
 -ANSYS 11.0、4月2日より国内出荷開始-          新機能についてはこちらから

ANSYS CFX 11.0のGUI
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2007年2月26日 -- 製品開発プロセス最適化のためのシミュレーションソフトウェアおよび関連技術の世界的先端企業ANSYS, Inc.(NASDAQ: ANSS)は、同社のソフトウェアANSYS®のバージョン11.0を発表しました。 シミュレーションを通じたエンジニアリングソリューションを提供するANSYS製品ラインの最新バージョンは、機能やツールの追加、拡張により、広範な事例で作業効率を高め、シミュレーション主導の製品開発を強力に推進します。 本リリースでは、最先端の解析技術、メッシュ生成、最適化、マルチフィジックス解析、マルチボディダイナミクスなど、先進技術を駆使した業界最高水準の統合CAE機能の提供を実現しています。

ANSYS 11.0ソフトウェアでの機能強化は、高性能シミュレーションツールをより広い分野の製品開発で利用可能にするという、弊社の従来方針に沿ったものです。 過去における主力製品のリリース同様、弊社が真にシミュレーション主導の製品開発を追求する中、ツールの品質向上と機能強化に努め、お客様の期待に応える製品を変わらず提供し続けていられることを喜ばしく思います。
(ANSYS, Inc. 社長兼CEO、Jim Cashman)

最先端技術によるソリューション提供を実現するために、ANSYSは非定常解析の実行時間を短縮するための新しいソルバー技術を導入しました。 バージョン11.0では、Variational Technology(VT)が採用され、定常ならびに非定常の非線形解析で反復計算の総数削減を可能にしました。 従来のCAEでは、このような解析は実行に長時間を要するため、仮定→実行→修正というプロセスが実環境におけるデザイン性能の予測に有効であると考えられるにもかかわらず、実行を断念せざるをえない場合がありました。 ANSYSは反復計算の総回数を削減することにより、定常ならびに非定常の非線形解析に要する時間を大幅に短縮しました。 使用されるハードウェア、モデル、解析の種類等により差はありますが、この機能は、初期解について2倍から5倍の高速化を達成しています。 ANSYS®のVT Accelerator™技術により、パラメータ変更時の再解析が3倍から10倍速くなり、非線形および非定常の解析で、シミュレーション主導のパラメトリック解析をコスト効果の高い方法で行えるようになりました。

軍用および民間の航空機で使用されるタービンエンジンの設計開発全般を手がけるFlorida Turbine Technologies, Inc. では、「実効ある技術革新」を遂行するため、早期の設計工程で高精度の非定常解を得ることが要求されます。 「非定常解析は長い実行時間を要するため、通常、詳細な最終設計までは実施を控えています。高速な解析という選択肢が実現すれば、早期の設計工程で詳細な非定常解析を行い、ロバスト性を一層強化したデザインを生み出すことができるでしょう。」
(Florida Turbine Technologies, Inc.、Lead Structures Engineer、Joseph T. Metrisin氏)

ANSYS® Workbench™ 上でのANSYSおよびANSYS® CFX® テクノロジーの統合も新たな進化を遂げました。 バージョン11.0では、双方向の流体構造連成解析(FSI)の設定、解析、ポスト処理を完全にANSYS Workbench内で行うことが可能です。 最新リリースでは、独立したポスト処理ツールも提供されます。 ANSYS Workbenchは、複雑なマルチフィジックス現象の解析に要する時間を大幅に削減します。

ANSYS 11.0は精緻な改良を経て、業界固有のニーズにも対応しています。 たとえば、回転機械の領域では、流体(ANSYS CFX)およびマルチフィジックス(ANSYS)の高度な解析機能に加え、統合プラットフォーム(ANSYS Workbench)のメリットを十分に利用できます。 さらに、これらをパートナーツール(Vista CC Design)と組み合わせれば、回転機械の品質向上と開発期間の短縮につながります。 ANSYS Workbenchプラットフォームは形状設計と解析システムの統合により、設計プロセスにおけるあらゆる要素を連携させます。 ANSYS Workbenchは、ポンプ、圧縮機、ファン、ブロワ、タービン、エキスパンダ、ターボ過給機、インデューサなどの回転機械の設計を可能にするANSYS CFXおよびANSYS® BladeModeler™ の先進的物理モデル機能を擁した統合プラットフォームです。 以上すべてのANSYSソリューションを設計工程に組み込めば、ファイル移動、解析結果の変換、再解析を手動で行う時間が不要となり、CAE工程が数週間単位で短縮されます。 予備設計段階で使用される初期サイジングソフトウェアは、パートナーのPCA Engineers Limitedより提供されます。

回転機械設計工程の第一歩は、性能基準およびサイジング制約が与えられた後、初期サイジングソフトウェアを使用して予備設計を行うことです。 ANSYS 11.0のANSYS BladeModelerには、遠心圧縮機およびポンプの初期サイジング用ソフトウェアとしてPCA Engineers社のVista CC Design(CCD)が搭載されています。 これは、圧縮設計条件における質量流量、圧力比および形状的制約が与えられると、圧縮機の寸法、翼入口および出口の角度、速度三角形などを設定する高速ミーンライン設計プログラムです。 また、設計決定の際に準拠すべき比速度や比流量などの重要な無次元性能パラメータも設定します。

Turbo Solutions Engineering LLCは、広範囲にわたるCAEソフトウェアの使用経験を有しています。 同社はANSYSソリューションを利用して、航空業界やHVAC業界で新しい機械の開発に携わる顧客を支援しています。 「この度、PCA Engineers社の圧縮機およびポンプ設計ソフトウェアVista CCDおよびVista CPDがANSYS CFX製品ラインに組み込まれたことにより、弊社でも回転機械の設計工程を大いに合理化できました。 Vistaのインターフェイスを使用すれば、遠心式や斜流式回転機械の反復的なサイジングおよび性能予測を速やかに完了できます。 この新たなインターフェイスの鍵となる機能は、三次元インペラの初期デザインをANSYS BladeModelerソフトウェアに送る機能です。 ANSYS BladeModelerに移った後は、ANSYS CFXの解析機能により、迅速なデザイン最適化が可能です。」
(Turbo Solutions Engineering LLC、パートナー兼チーフエンジニア、Nicholas D’Orsi)

メッシュ技術と適用事例を連携させ、最も多岐にわたるメッシュ生成ツールの選択肢を提供することは、この5年間、ANSYSが力を傾けてきた分野でした。今回のリリースも例外ではありません。 ANSYS 11.0では、メッシュ技術統合の成果を拡大し、構造力学、電磁力学、数値流体力学(CFD)、あるいは、陽解法による動解析などにメッシュを適合させる、物理モデルに準拠したメッシュ生成ソリューションを提供しています。 ANSYS、ANSYS ICEM CFD™およびANSYS CFXによる業界最高水準のメッシュ技術がANSYS Workbenchプラットフォームに統合され、多彩なアルゴリズムの強みを生かすインテリジェントで柔軟かつロバスト性の高いメッシングソリューションを提供します。

物理条件フィルタの定義値にもとづき、メッシュサイズ、メッシュの遷移、メッシュの均一性、メッシュ生成速度、メッシュ品質、および、隣接性と曲率にもとづく 精細化コントロールなどの様々なコントロールが自動的に定義されます。 その後で、必要に応じ、高度なユーザーコントロールを利用してメッシュに修正を施すこともできます。 以上のインテリジェントなメッシングにより、新規ユーザーでも定義された物理モデルに適した高品質メッシュを生成できる一方で、高度な制御を柔軟に行い、解析の速度や精度を高めることも可能です。 詳細オプションからは複数のメッシュ手法が利用可能で、さらに、バックアップメッシングアプローチによりメッシングソリューション全体のロバスト性を強化する手法も用意されています。

統合化への動きは陽解法による動解析の分野にも広がり、その結果、陽解法による解析においてモデリング環境の操作性と生産性が大きく向上しています。 ANSYS AUTODYN® ソフトウェアは、柔軟性を備えた陽的解析のためのツールで、固体、液体、気体およびそれらの相互作用に関わる非線形力学のモデル化に使用されます。 リリース11.0で、ANSYS AUTODYNは、初めてANSYS Workbenchプラットフォームに統合されたツールとして利用できるようになりました。 ANSYS MeshingやANSYS® DesignModeler™などの他のツールと緊密に連携させた環境では、陽解法による動解析でしか得られない結果を参照して、迅速な決定を下すことができます。

ミサイルやロケットなどの砲弾システムの製造開発に携わる先端企業Nammo Raufoss ASは、アドバンストなCAEツールを利用して新製品の設計と最適化を行っています。 「弊社では、陽解法による動解析ツールとしてANSYS AUTODYNを高く評価していましたが、リリース11.0でANSYS Workbenchに組み込まれたことにより、このツールの有用性は一層高まりました。 CADモデルへ連携性を持ったリンク付けを行い、メッシュ生成と解析をすべてANSYS Workbenchプラットフォーム上で実施できるようになったので、時間を大幅に節約できます。 CADモデルに対しパラメトリックな変更を加え、新しいシミュレーションを再実行するという作業を数回のマウスクリックで行えるため、ANSYS AUTODYNの結果を設計作業の指針として利用できるようになりました。」
(Nammo Raufoss AS、研究開発マネージャ、Gard Odergardstuen)

上記以外にも、従来のANSYSテクノロジーの強化により、弾性力学領域におけるデザイン性能をCAEで検討する際に、大幅な時間削減が可能になりました。 リリース11.0で、ANSYSは広範かつ高度な構造解析機能を強化ならびに結集し、弾性構造と力学系統の周波数応答および時間履歴を統合しました。 ユーザーは、線形から高度な非線形の完全弾性応答までの多岐にわたる挙動およびそれらの組み合わせの中から現象を選択し、設計性能評価のシミュレーションを実施できます。

Dale Earnhardt, Inc.では、レースカーの動力、速度、安全性の強化を目的としてANSYSツールを用いた部品および性能の分析を行っています。 「NASCARでは、より速くより安全なレースカーを生み出すことが常に求められています。 ANSYS 11.0では弾性解析に関連する機能が明らかに強化され、実際の非定常な走路条件下でマシンが時速200マイルに達したときに何が起きるのかを把握するのに役立っています。 これらの分野で機能強化されたANSYSツールは、過去に部品故障が起きた箇所だけでなく、故障の原因も提示してくれます。 ANSYSツールは車両のCADモデルとの連携性を保持しているため、故障原因が特定できれば問題の修正はきわめて簡単です。」
(Dale Earnhardt, Inc.、John Klausmeier)

ANSYSのソフトウェア開発ロードマップの目標は、シミュレーションを通じ、業界最高峰の技術と信頼性を誇るエンジニアリングソリューションをお客様にお届けすることです。 ANSYS 11.0でも、従来の実績を基盤とし、複雑さや緻密さを増しつつある問題に対処するための重要な新機能の追加や既存機能の拡張を成し遂げ、お客様だけでなく、業界全体からシミュレーションに寄せられる要求に応えています。

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■ANSYS会社概要
1970 年に設立された ANSYS, Inc. は、さまざまな産業のエンジニアやデザイナーによって広範に使用されているエンジニアリング・シミュレーション・ソフトウェアとテクノロジーを開発し、世界中で販売しています。同社は、ユーザーがデスクトップで直接設計解析を行うことができるオープンでフレキシブルなソリューションを開発し、設計思想から最終段階の試験や検証まで、高速、効率的、かつコスト意識の高い製品開発を行うための共通プラットフォームを提供することに力を注いでいます。同社とそのチャネル・パートナーのグローバル・ネットワークは、顧客への販売、サポート、トレーニングを世界中で展開しています。米国ペンシルベニア州カノンズバーグに本社を置き、世界各地に 40 の戦略的販売拠点を有する ANSYS, Inc. とその子会社は、従業員約 1,400 名を擁し、40 カ国以上のチャネル・パートナーのネットワークを通して ANSYS 製品を販売しています。 URL: http://www.ansys.com

ANSYS、ANSYS Workbench、CFX、AUTODYN、FLUENTおよび他のすべてのANSYS, Inc.の製品名およびサービス名は、ANSYS, Inc. 、または、米国および他の国にあるANSYS, Inc.の子会社の登録商標です。ICEM CFDはANSYS, Inc. によりライセンス供与される商標です。その他のすべての商標または登録商標は、各所有者の財産です。

■Fluent会社概要
Fluent Inc.は、数値流体力学(CFD)ソフトウェアとコンサルティングサービスの世界最大のプロバイダです。Fluentのソフトウェアは、流れ、熱伝達や物質移動、化学反応などの予測や可視化などのシミュレーションに使用されています。業種を問わず世界中の製造関連企業にとって、コンピュータ援用エンジニアリング(CAE)プロセスの極めて重要な部分を担っています。製品開発、設計、研究に携わるエンジニアは、FLUENTを使用することで仮想プロトタイプを構築し、提案中もしくは既存のデザインのパフォーマンスをシミュレーションできます。その結果、設計品質が向上する一方でコスト削減につながり、さらに製品化に至るまでの時間が大幅に短縮されます。

フルーエント・アジアパシフィック株式会社(Fluent Asia Pacific Co.,Ltd)は、米国Fluent Inc.100%出資の日本法人です。Fluent Inc.のCFDソフトウェアをアジア全域で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。

■製品、価格についてのお問い合わせ先
アンシス株式会社/フルーエント・アジアパシフィック株式会社
TEL:03-5324-7301
FAX:03-5324-7302
E-mail:info-japan@ansys.com
ウェブサイト:http://ansys.jp  http://www.fluent.co.jp

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