

2006年11月28日 --製品開発プロセス最適化のためのシミュレーションソフトウェアおよび関連技術の世界的先端企業ANSYS, Inc.(NASDAQ: ANSS)は、同社の電子機器熱流体解析ソフトウェアIcepak® 新バージョンのリリースを発表しました。Icepakの新バージョン4.3では、電子機器の熱設計の鍵となる新技術が導入されました。1つめは3次元CAD形状の直接表現で、複雑な形状を扱うための拡張により、電子部品およびシステムの複雑な形状への対応が、より柔軟かつ自動で可能になります。新たなメッシュ生成技術が導入され、3次元CAD形状に対し、短時間で最適なメッシュを生成します。Icepak 4.3では、プリント配線板上の配線およびビアホールの詳細情報を含むCADENCE Allegroファイル(*.mcm,*.brd)または拡張GERBER(RS274X)ファイルを直接インポートし,その詳細情報を解析モデルに反映する新しい手法が実装されました。Icepakは、ANSYS, Inc. がFluent Inc.を買収したことにより、現在ANSYS®製品ラインの一部となっています。
Icepakは過去10年間にわたって、熱設計ソフトウェアにおける複雑な形状の表現に新しい基準を打ち立ててきました。本リリースで、従来のモデル構築手法に加え、3次元CAD形状の取り扱いをさらに改良し、複雑な形状の部品やシステムをモデル化するための効果的な手法が生まれました。熱設計ソフトウェアにおける3次元CAD形状の直接利用は、単純化に要する時間と工数の削減につながり、大幅な自動化が可能となります。使いやすいダイレクトCADインポート機能により、取り扱える形状の範囲が広がると同時に、3次元CAD形状から短時間で熱解析モデルを作成できるようになります。
新たに装備されたHex Dominant Mesherは、CAD形状に対し短時間で効率的にメッシュを生成します。この安定性が高く大幅に自動化されたメッシュジェネレータでは、グリッドサイズと対応できる形状の複雑さに事実上制限がありません。生成されるメッシュは主として六面体要素から構成されますが、一部三角形、四面体、ピラミッド要素も含まれます。先進的メッシュ生成アルゴリズムにより、CAD形状を表現するのに最も適切なメッシュを生成できる要素タイプが選択されます。さらに、ライブラリには熱電冷却(ペルチェ)モジュールや物性が追加され、その他には温度依存発熱、マクロの拡張および相関性による熱伝達係数推算の改良などが実施されました。
今日の高性能電子機器には、多くの配線層および高配線密度を特徴とする複雑なプリント配線板が使用されています。従来、配線の熱伝導への影響のモデル化では、配線板全体を単一の物性とするような集中定数的な取扱いで、通常ビアは無視されていました。このような近似では、配線とビアの密度が場所により大きく異なる場合、熱シミュレーションの精度が低下します。Icepak 4.3では、局所的な配線およびビアの密度に基づき、熱伝導率分布を自動算出することで、この影響をモデル化します。これにより、配線およびビアがプリント配線板の熱伝導に与える影響をより正確に考慮できます。
「Icepak 4.3のこれら新たな機能は、重要な特徴であるシームレスなインポートと精度向上を通じ、電子機器システムにおけるシミュレーション主導の製品設計を大きく前進させます」(Fluent Inc.、Icepakプロダクトマネージャー、Manoj Nagulapally)
Icepak 4.3の日本国内でのリリースは2006年12月11日を予定しています。
■ANSYS会社概要
1970 年に設立された ANSYS, Inc. は、さまざまな産業のエンジニアやデザイナーによって広範に使用されているエンジニアリング・シミュレーション・ソフトウェアとテクノロジーを開発し、世界中で販売しています。同社は、ユーザーがデスクトップで直接設計解析を行うことができるオープンでフレキシブルなソリューションを開発し、設計思想から最終段階の試験や検証まで、高速、効率的、かつコスト意識の高い製品開発を行うための共通プラットフォームを提供することに力を注いでいます。同社とそのチャネル・パートナーのグローバル・ネットワークは、顧客への販売、サポート、トレーニングを世界中で展開しています。米国ペンシルベニア州カノンズバーグに本社を置き、世界各地に 40 の戦略的販売拠点を有する ANSYS, Inc. とその子会社は、従業員約 1,400 名を擁し、40 カ国以上のチャネル・パートナーのネットワークを通して ANSYS 製品を販売しています。 URL: http://www.ansys.com
ANSYS、ANSYS Workbench、CFX、AUTODYN、FLUENTおよび他のすべてのANSYS, Inc.の製品名およびサービス名は、ANSYS, Inc. 、または、米国および他の国にあるANSYS, Inc.の子会社の登録商標です。ICEM CFDはANSYS, Inc. によりライセンス供与される商標です。その他のすべての商標または登録商標は、各所有者の財産です。
■Fluent会社概要
Fluent Inc.は、数値流体力学(CFD)ソフトウェアとコンサルティングサービスの世界最大のプロバイダです。Fluentのソフトウェアは、流れ、熱伝達や物質移動、化学反応などの予測や可視化などのシミュレーションに使用されています。業種を問わず世界中の製造関連企業にとって、コンピュータ援用エンジニアリング(CAE)プロセスの極めて重要な部分を担っています。製品開発、設計、研究に携わるエンジニアは、FLUENTを使用することで仮想プロトタイプを構築し、提案中もしくは既存のデザインのパフォーマンスをシミュレーションできます。その結果、設計品質が向上する一方でコスト削減につながり、さらに製品化に至るまでの時間が大幅に短縮されます。
フルーエント・アジアパシフィック株式会社(Fluent Asia Pacific Co.,Ltd)は、米国Fluent Inc.100%出資の日本法人です。Fluent Inc.のCFDソフトウェアをアジア全域で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。
■画像
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■Ice製品、価格についてのお問い合わせ先
フルーエント・アジアパシフィック株式会社 エレクトロニクス・ソリューション事業部
TEL:03-5324-7301
FAX:03-5324-7302
E-mail:info-japan@ansys.com
ウェブサイト:http://icepak.jp/
■Fluent製品、価格についてのお問い合わせ先
フルーエント・アジアパシフィック株式会社
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■プレス関係の方のお問い合わせ先
フルーエント・アジアパシフィック株式会社 マーケティング部
TEL:03-5324-7306
FAX:03-5324-7302
E-mail:tok-mkt-all@ansys.com