プレスリリース

移動物体周りの流れモデリングに新標準

2003年2月24日−Fluent Inc.(米国ニューハンプシャー州レバノン)は、世界トップクラスのCFD (数値流体力学)ソフトウェア「FLUENT」の新バージョン6.1のリリースを発表しました。今回のリリース版には、移動物体周りの流れをモデリングするダイナミックメッシュを含む数々の新機能が搭載されています。初期メッシュの設定が容易になり、メッシュの動きを規定できる他、物体の動きに従って自動的にメッシュを変形させる機能が加わるなど、さらに使いやすくなりました。

FLUENT 6.1について、フルーエント技術担当責任者のDipankar Choudhuryは次のように話します。「ダイナミックメッシュを使った新しいモデル作成機能により、弊社の技術革新の歴史に新たな一頁が加わりました。手作業での厄介な準備が必要だった物理現象のシミュレーションもFLUENTで簡単にできるようになりました。FLUENT 6.1の新機能は、自動車のエンジン筒内流れのモデリング、搭載物離脱、移動バルブ、燃料噴射ポンプ、攪拌装置などに適用できます。とはいえ適用範囲に限りはなく、次はどれにFLUENTを使ってみようかと、お客様は考えをめぐらせています」

この他FLUENT 6.1には最先端の騒音モデルが搭載されており、ユーザーはFLUENTの実行中に騒音解析を行えます。さらに反応流モデルでは、乱流での有限速度化学反応の取り扱い機能が拡張され、複雑な表面化学反応のモデリング精度も向上しました。またオイラー混相流シミュレーション機能も拡張され、熱伝達と物質移動が取り扱えるようになりました。これにより、工業プロセス分野への混相流の適用範囲が著しく拡大しました。

「以上は新バージョンのほんのハイライトにすぎません。6.1はターボ機械のモデリングに優れたツールで、キャビテーション、スプレー、乱流の各新モデルを搭載している他、表面間ふく射をさらに効率よく取り扱えるようになっています。今回、FLUENTはすべてのCFDソフトウェアの判定基準を改めて打ち立てたのです。モデリングがますます複雑化する一方で、FLUENTの機能性が一段と高まり、お客様のお役に立つことができ嬉しく思います」と、Fluent Inc.のマーケティングおよびFLUENT製品戦略Vice PresidentのPaul Bemisはコメントしています。

■会社概要
Fluent Inc.は、数値流体力学(CFD)ソフトウェアとコンサルティングサービスの世界最大のプロバイダです。Fluentのソフトウェアは、流れ、熱伝達や物質移動、化学反応などの予測や可視化などのシミュレーションに使用されています。業種を問わず世界中の製造関連企業にとって、コンピュータ援用エンジニアリング(CAE)プロセスの極めて重要な部分を担っています。製品開発、設計、研究に携わるエンジニアは、FLUENTを使用することで仮想プロトタイプを構築し、提案中もしくは既存のデザインのパフォーマンスをシミュレーションできます。その結果、設計品質が向上する一方でコスト削減につながり、さらに製品化に至るまでの時間が大幅に短縮されます。

Fluent Inc.は米国ニューハンプシャー州レバノンに本拠を置き、その他ベルギー、イギリス、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、スウェーデンなど世界各国にオフィスがあります。また、オーストラリア、ブラジル、中国、韓国、台湾、チェコ、中東地域他、ほとんどのヨーロッパ諸国にも代理店、ジョイントベンチャー、協力会社があり、FLUENTソフトウェアをご購入いただけます。 FLUENTはFluent Inc. の登録商標です。 製品やサービスの詳細については、ウェブサイトをご覧ください。