プレスリリース
2006年 6月15日
ANSYS, Inc.がヨーロッパの@neurISTプロジェクトに参加
脳動脈瘤の理解を深めるためにソフトウェアを使用
ペンシルベニア州サウスポイント、2006年6月15日/ COMTEXニュース・ネットワーク経由PRNewswire-FirstCall/ -- 製品開発プロセスの最適化を目的としたシミュレーション・ソフトウェアとテクノロジーのグローバル・イノベーターであるANSYS, Inc. (Nasdaq: ANSS) は本日、脳動脈瘤を理解し処置するための新たな方法を提供することを最終目的とする@neurISTプロジェクトに、ANSYS Europe Ltd.が参加することを発表しました。ANSYSの子会社であるANSYS Europe Ltd.は、他の@neurISTパートナーと協力して、データの収集、基礎・臨床研究、患者リスク評価方法の開発、および治療プロトコル/医療用具の改良方法の提案を行います。
「脳動脈瘤の治療技術に関する統合生物医学情報科学」と題されたこのプロジェクトは、ヨーロッパ12カ国の29の公共・民間機関のコンソーシアムによって実施されています。米国、ニュージーランド、日本のいくつかの組織も、外部協力者として参加しています。@neurISTのパートナーには、主要な大学、病院、研究所、国際企業、および比較的小規模ないくつかの企業が含まれています。このプロジェクトは2006年1月1日から開始されており、4年間続けられ、投資総額は1,700万ユーロ(約2,000万米ドル)以上となる予定です。
@neurISTでのANSYSの役割は、医療スキャン・データを解析し、研究者や医師が各種の脳動脈瘤やクモ膜下出血の特定、現在の治療方法と実験的な治療方法の分析、および治療用デバイスの最適な配置の提案を行うのに役立つシミュレーション・モデルを開発することです。現在の治療方法には、コイルやステントを血管の患部に挿入して血液凝固を促進することにより、動脈瘤が破裂するのを防ぐ方法などがあります。ANSYSでの解析から収集された情報は、現在の治療方法とプロトコルの改良に取り組んでいる@neurISTプロジェクト・メンバーやバイオメディカル・デバイス開発者の助けとなると期待されます。
ANSYS, Inc.の副社長兼ジェネラル・マネージャー、Chris Reidは次のように述べました。「ANSYSは長年バイオメディカル産業に優れた技術を提供し、心臓ポンプ、心臓弁、ステントなどの医療器具を設計する際、および血流、流体−構造相互作用、血液凝固プロセスなどの基本的理解を深める際の優位性を提供してきました。@neurISTとのパートナーシップにより、当社は専門知識をさらに深め、バイオメディカル産業に新たな基準を設定するのに役立つ革新的な技術やプロトタイプ設計に貢献します。」
ANSYSはその歴史を通して、相補的なスキルや知識を結集して最良の結果をもたらす、共同プロジェクトに数多く参加する機会を持ってきました。
「医療を含むさまざまな分野で共同プロジェクトを行った経験から、共同作業は、参加者独自の作業より遥かに多くのことの達成を可能にすることが分かっています。この共同アプローチは、研究の成果を脳動脈瘤の治療だけでなく、同様の技術が要求される他の分野でも素早く役立てることを可能にします」と、ANSYS Europeの技術サービス部長、Ian Jonesは語りました。
@neurISTプロジェクトは、動脈瘤の患者の罹患率と死亡率を減少させるために計画されました。脳動脈瘤の破裂を経験した人の3分の1が死亡し、3分の1が機能障害を患っています。
「動脈瘤の破裂は個人に破滅的な影響を及ぼします。@neurISTの目的は、新たな知見、パーソナライズされたリスク評価、および改良された医療デバイスと治療プロトコルの設計方法を提供することにより、状態のマネジメントを変革することです。パーソナライズされたリスク評価のみで、不必要な治療を50%以上減らすことが可能であり、それに伴う節約は年間数十億ユーロに上ると推定されています。さらに、このアプローチを他の病気の処置に適用することや、規模を拡大して多数の臨床施設や公的データベースを連係させることも可能です」と、@neurISTプロジェクトをコーディネートしているポンペウ・ファブラ大学(UPF)のAlejandro Frangi氏は語りました。
@neurISTについて
@neurIST(アニュアリストと発音します)は、欧州委員会(EC)の第6フレームワーク・プログラムの中の統合プロジェクトであり、脳動脈瘤に関するすべてのデータ・ソースを統合するためのチャネルを提供することを目指しています。これらのデータの収集、処理、および統合をそれぞれ行う3つのワーク・パッケージと、臨床用・産業用の4つの統合利用ソフトウェア・スイートの開発を行う1つのワーク・パッケージがあります。ITインフラを直接利用し、他の疾患プロセスに直ちに適用することができる、2つのプラットフォームが開発されます。このプロジェクトにはそのほかに、管理、普及、および利用計画を専門に扱うワーク・パッケージがあります。@neurISTの第一のテーマは、データ構造間、およびプロセス間の垂直統合を行うことですが、情報源へのアクセスから、複雑な情報処理、知識表現、構造化、融合まで、すべての抽象化レベルで水平統合を行うことによって、異なった部門間の共同作業が確実に行えるようになります。
ポンペウ・ファブラ大学について
ポンペウ・ファブラ大学は、歴史は浅いが急速に成長している公立大学です。創立以来10年の間に確固たる名声を築き、いくつかの学位はカタロニア地方で最も高く評価されています。この大学は創立当初から、責任を持ち市民の価値にコミットする専門家と市民を養成すること、および研究の発展に貢献することという、2つの主要目標を設定してきました。授業と研究で最高の質を達成しようと努力しており、そのために学業と研究活動にフルタイムでコミットすることを奨励しています。UPFは保健・生命科学での新しい情報技術の利用に関する研究を行っており、ソフトウェア設計開発や評価、およびこうした技術を科学や社会の分野で適用するために他の専門家との共同研究などを実施しています。UPFは技術センターと大学のグループから構成されるネットワークに属しており、そこでは構成メンバーが産業界に提供するサービスの品質が保証されます。
UPFは成長してUPFグループとなっています。ヨーロッパの研究シナリオでは創立当初から重要な地位を占めており、第5フレームワーク・プログラムでの3つの研究プロジェクト、および第6フレームワーク・プログラムでの1つの統合プロジェクトのコーディネーターとして、ECの研究プロジェクトを管理してきた広範な経験を有しています。第6フレームワーク・プログラムの19の研究プロジェクトでは、パートナーとしても貢献しています(8つの統合プロジェクト、5つのネットワーク・オブ・エクセレンス、2つのSTREP、および1つのスペシフィック・サポート・アクション)。
ANSYS, Inc.について
1970年に設立されたANSYS, Inc.は、さまざまな産業のエンジニアやデザイナーによって広範に使用されているエンジニアリング・シミュレーション・ソフトウェアとテクノロジーを開発し、世界中で販売しています。同社は、ユーザーがデスクトップで直接設計解析を行うことができるオープンでフレキシブルなソリューションを開発し、設計思想から最終段階の試験や検証まで、高速、効率的、かつコスト意識の高い製品開発を行うための共通プラットフォームを提供することに力を注いでいます。同社とそのチャネル・パートナーのグローバル・ネットワークは、顧客への販売、サポート、トレーニングを世界中で展開しています。米国ペンシルベニア州カノンズバーグに本社を置き、世界各地に40の戦略的販売拠点を有するANSYS, Inc.とその子会社は、従業員約1,400名を擁し、40カ国以上のチャネル・パートナーのネットワークを通してANSYS製品を販売しています。詳細は
www.ansys.comをご覧ください。
ANSYS、ANSYS Workbench、CFX、AUTODYN、FLUENT、およびANSYS, Inc.のすべての製品・サービス名は、米国またはその他の国々におけるANSYS, Inc.もしくはその子会社の登録商標または商標です。ICEM CFDはANSYS, Inc.がライセンスしている商標です。その他すべての商標または登録商標の所有権は、それぞれの所有者に帰属しています。
関連情報:
ANSYS Inc. Web News Release (英語)
Media, Kelly Wall, +1-724-514-3076, or kelly.wall@ansys.com, or Investors, Lisa O'Connor, +1-724-514-1782, or lisa.oconnor@ansys.com, both of ANSYS, Inc.